「家×庭　風景®」施工写真コンテスト2016　最終審査結果発表

【最優秀賞受賞作品について、審査員コメント】

【古橋宜昌様】

いわゆるオープンスタイル。二枚の壁を平行に立てながら道路側を少し低くして、間を格子でつないで風の通りを意識したデザインとなっている。貼っている縦の石のラインが家の二階のバルコニーを意識して合わせているのがわかる。アプローチの石をあえて白くしたのは、庭の芝生とのコントラストを意識しているとわかる。曲線と玄関まで続くラインも綺麗。緑量（芝生も含め）がしっかりと入っている。いやみの無い、綺麗に見えるデザイン。
他の作品は門まわりと他とのバランスに難点があるが、このデザインは敷地の間口も含めてバランス良くデザインされている。

【市ヶ谷かをる様】

壁面に暗い色が使われている重厚感のある家。エントランスからのアプローチには明るい色を使っているため、家全体が非常に空気の通りが良いように見える。全体のエクステリアのデザインを含めて明るい色調を使ったのは良いポイント。
垣根を少なく、二重にすり合わせることによって、垣根のイメージが今までにない新しいものとして伝わってきた。一面にフラットにつなげた垣根ではなく、ずらしたことで奥行が出て、面白いと思った。左側の木も伸びてくると良い雰囲気になる。庭の設計が良いと思った。石の曲線が綺麗。

【最優秀賞受賞作品について、審査員コメント】

【古橋宜昌様】

箱型の二棟の建物に挟まれた空間。変に曲線を使わずに、シンプルな直線のラインでデザインされていることと、Ａ棟とＢ棟をつなぐ通路を適所に入れていて、それが全体の庭のデザインになっていて、非常に整理された無駄のないプランと感じた。

【市ヶ谷かをる様】

整然として無駄がない。色のトーンがまとまっていてすっきり見えて、モダンな雰囲気や高級感を感じる。直線のラインが非常に綺麗に建物と調和していると思う。

【最優秀賞受賞作品について、審査員コメント】

【古橋宜昌様】

様々な外壁や屋根の色が並んでいるけれど、インターロッキングのミックスした色味が馴染んでいる。貼り方のパターンも、規則正しいパターンにすると縞模様になってしまう。今は時代の主流はランダム貼りで、それが良く象徴されたデザイン。

【市ヶ谷かをる様】

並んでいる家の外壁が全て違うけれど、その全てにマッチしていて、綺麗な街並みをつくっている。また、住宅地に高級感が出ており、全体の空間が一つにまとまっている。庭が無くても住んでみたいと思う雰囲気。